空白を満たしなさい佐伯の本当の正体とは？徹生を殺した本当の犯人とは！？

「空白を満たしなさい」想像以上に怪しかった。甦りみたいに死者が生き返る復生者となった主人公が自分は自殺ではない殺されたのではと調べていくんだけれど、犯人と思わしき阿部サダヲさん演じる佐伯が怪しすぎるし、せっかく生き返ってもあまり喜ばれないのも切ない。

— 白玉あずき (@kagonoikeazuki) June 26, 2022

空白を満たしなさい
佐伯役の阿部さんがめちゃくちゃ不気味で怖かった、、、流石

— やまみ (@yamami9353_ryu_) June 25, 2022

佐伯は、かなり奇妙で、怪しかったですね。

阿部サダヲさんの演技力により、視聴者に佐伯がかなり怖い人物として映ったようです。

では、徹生を殺した犯人は佐伯なのでしょうか？

空白を満たしなさいネタバレ！佐伯の正体とは？

怪しいとの声が多数あがっていた佐伯ですが、徹生を殺した犯人は佐伯ではありません。

佐伯は徹生の前で自殺を図りますが、自殺する前に「俺は、お前の親父だ、徹生。」という衝撃的な発言を残しています。

この発言にはどういうこと？と感じた方も多かったのではないでしょうか？

この発言は、徹生の実父という意味ではなく、徹生の父親と同じ影響を徹生に及ぼした人物という意味での発言だと思われます。

というのも、徹生の父親は1歳半の時に心臓発作で急死しており、母親から語られる美化された、徹生の理想である息子のために生きる父として記憶されています。

そのため、徹生が理想している、息子のために生きる父親になりたいという徹生に影響を与える人物なのです。

佐伯も息子のために生きたいという徹生に、「結婚し家を持ち子供を持つことに何の意味があるのか？」と問うなどして、影響を与える人物として描かれていましたね。

このように、佐伯は、理想を生きる徹生に影響を与えた人物でした。

では、佐伯が犯人ではないとすると、徹生は誰に殺されたのでしょうか？

自殺だったのでしょうか？

徹生は自殺だったの？それとも他殺？

結論から言いますと、徹生は自殺でした。

息子のために生きたいと思っている自分が自分を殺したのです。

これだけ聞くとよく分からないと思うので、解説していきますね。

先ほどお話したように、生前、徹生は佐伯から「結婚し家を持ち子供を持つことに何の意味があるのか？」と問われたことがありました。

しかし、実は佐伯に指摘される以前から、徹生は「自分は無意味なことをしているんじゃないか？こんなに時間とお金を費やして」と感じていたのです。

佐伯と同じように考えている徹生が、徹生自身の心の中に存在したのですね。

徹生は、愛する妻と息子のためだと思い、ちょっと無理をして購入したマンションのローン返済のために、一生懸命働いていました。

しかし、その一方で、心の中ではそんな自分に不安を抱いていたのです。

そんな不安から逃れる方法として、疲労を使っていました。

疲れてしまえば、先のことを考えず、今だけを生きられる、生きていると実感できるという理由からです。

そうすることで、知らないうちに徹生は疲れ果てていきました。

死にたいとは思っていなかったものの、佐伯と同じように考え、生きる意味を否定する自分を消したいと思っていたのです。

しかし、消す方法が分からず、最終的に死を選びました。

愛する妻や息子のために生きたいという自分と生きる意味を否定する自分とで、葛藤した末に自殺に至ったのですね。

この記事のまとめ

今回は、「空白を満たしなさい」のネタバレあらすじをご紹介しました。

ということが分かりましたね。

人の命や幸せとは何かについて考えさせられる素敵な作品ですね。

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