甲殻類アレルギーの発症が出やすいと言われる「カニ」は何歳から与えたらよいのか悩んでいる親は多いですよね。
基準は決まっていませんが、「離乳食の終わる1歳頃から食べさせてみるといい」と言われています。
離乳食サイトでは、1歳半まで与えないで!という意見もあります。
様々な意見があるので一体何を信じていいのか不安になりますよね。
そこで、この記事では赤ちゃんにカニを与えるタイミングと注意点などを解説していきます。
カニで怖いのは甲殻類アレルギー

カニやエビなどは、甲殻類に分類され「甲殻類アレルギー」の発症の可能性があります。
成人でもっとも多いとされており、重症になるとアナフィラキシーショックを引き起こすこともあります。
タコ・イカ・ホタテ・かにかまでも、発症しますので注意が必要です。
甲殻類アレルギーになると、カニやエビを触ると皮膚に症状が出る事もありますので、触ることも避けるようにして下さい。
甲殻アレルギーの症状
アレルギー反応が起こるのは、食後1時間以内です。
症状として、呼吸困難や蕁麻疹があげられます。
腹痛、まぶたの腫れ、嘔吐、目や喉の痒みといろんな症状があり人それぞれです。
人によっては軽い症状しか出ないこともあります。
重症なのは、アナフィラキシーショックで死に至る場合も。
1番起こる頻度が多いと言われていますので、原材料は表示が義務付けられています。
今までなんともなかった大人が、突然発症したというケースも出ています。
甲殻類アレルギーは、一度発症すると治りにくいアレルギーとも言われています。
初めは平日の午前中に与えよう
子どもに初めてカニを食べさせる場合、子どもの体調がいい日はもちろん平日の午前中に食べさせてみましょう。
医療機関が受診しやすいからという理由です。
万が一のことがあったら、すぐかけつけ診断してもらうといいでしょう。
赤ちゃんはいつからカニを食べられる?
「何歳から」という基準はありませんが、離乳食が完了する1歳頃からが一つの目安で与えてみて下さい。
加工食品やおやつなどから様子をみるのも一つの手です。

本人の体調がイイ、機嫌がイイ時に始めてみてくださいね。
赤ちゃんにカニを食べさせるときの注意点
いろんな物が食べれるようになると、作る側も少し楽になるのでいろいろとチャレンジさせてみたくなりますよね。
しかし、その前に以下の3つの注意点があります。
- よく加熱
- 加工品あら与える
- 新鮮なものを選ぶ
- 少量ずつ与える
- 食べやすいサイズに
よく加熱する
最初に与える時は、必ず加熱してから食べさせてください。
十分に火がを通すことが重要です。
もし、不完全だった場合デリケートな赤ちゃんの胃は、食中毒・急性胃腸炎など起こす危険があります。
加工品から与えるのもあり
食材そのものを先に食べるより、加工されたもの先に食べさせてみるのも一つの手です。
エビやカニの含まれたおやつが一番手っ取り早いのではないでしょうか?
加工品に抵抗あるな~って方もおられるかもしれませんが、子ども用のおやつなら添加物や着色料は使われていませんので安心できます。
もし、家庭でお味噌汁にカニなど入れているという方は、カニの具が入った味噌汁だけを少しずつ食べさせてみて下さい。
あとは、カニ鍋の汁を飲ませてみる、かに雑炊にしてみるなど…
エキスのみ与えてみるということですね。
新鮮なものを選ぶ
最初は、生食でも食べれるようなものを加熱して与えるようにしてください
大人でもそうですが、鮮度の落ちたものは食中毒になりかねません。
そうならないためにも、新鮮なものを選び、保存方法にも気を使うようにしてください。
少量ずつ
何度も繰り返しますが、最初は「少しずつ」がポイントです。
離乳食を始めるときのように、子どもの様子を見ながら大さじ1杯から始めてみて下さい。
子どもが欲しがっても、あげすぎには注意です。
食べやすいサイズにほぐす
ほとんどの赤ちゃんがカニを食べるころには、歯が何本か生えているのではないでしょうか?
私の子は、1歳なりたてで奥歯も生えてきて増々食欲旺盛でした。
これも個人差がありますが、歯でしっかり食べれる子・歯茎で潰して食べる子とさまざまです。
子どもにとっては、食べずらいものは食べやすい大きさに切るかほぐしてから食べさせてあげてください。
体調にもよりますが、食べずらいものや大きすぎると消化不良などを起こし、下痢の原因にもなります。
この記事のまとめ
- カニは、甲殻類アレルギーを引き起こす食品
- 離乳食が終わった1歳から食べさせる
- 初めて食べる場合は、平日の午前中に
- 新鮮な物をよく加熱し、少量ずつ
- 加工品から摂取させてみるのもあり
赤ちゃんによって個人差がありますので、「必ず食べさせなきゃ!」というよりは、食べることの楽しさをまずは教えていくことが大事です。
データによると、3歳すぎてからチャレンジしている人も多いことから、あまり早い段階での摂取にこだわらずに赤ちゃんのペースに合わせてあげましょう。
赤ちゃんは全てがデリケートです。
でも、慎重になりすぎず食事を楽しみましょう!
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